KYOTOGRAPHIE

Friday, May 12, 2017

京都へ行っていました。KYOTOGRAPHIEが開催中ということでいくつか見たい写真展があったということと、京都から比較的近場の植物園に撮影に行きたかったこと、あと食べたいものがあった、この3点が理由。
5月の京都というのは良いものです。桜の時期も過ぎ、GWの喧騒も終わり、湿気も日差しもまださほど強くもなく街中を練り歩くには絶好の季節。
​以下、メモ代わりに。​


はじめに向かったのが二条城は二の丸御殿台所・東南隅櫓で開催されているアーノルド・ニューマンの写真展。
美しいポートレートを見に行ったつもりでしたが、全く違うものでした。もちろん美しいのは当然なのですが彼の被写体との間のとり方、余白の使い方、何よりトリミングの自由さ。
昨年上野へ書道の展覧会を見に行ったときにも感じたことですが、「比率」という概念から解き放たれた大らかさがありました。勉強になります。

Arnold Newman | アーノルド・ニューマン​ ​マスタークラス -ポートレートの巨匠-presented by BMW

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続いてはラファエル・ダラポルタのショーヴェ洞窟を撮影したインスタレーション。
こちらは床に​寝転んで観る、というより体感するスタイル。美しく、ダイナミックで時にエロティックに感じるほど生々しく映し出される映像は圧巻。
鑑賞には最低でも1時間は必要。


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何必館のブレッソン展は安定の展示。
花見小路の入口という​絶好のロケーション​。​落ち着いた空間で​写真を鑑賞できるので一息つきたい時などにも。​
​写真の王道。​

決定的瞬間 HENRI CARTIER-BRESSON 展

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そのまま花見小路を進んで右手にあるのがライカ京都店およびライカギャラリー京都。
現在安珠さんによる写真展「Invisible Kyoto -目に見えぬ平安京-」が開催中です。拝見するまでどんな写真展なのか想像がつかなかったのですが、京都という場にある​、​人ではないものの気配(物の怪ですね)​、それが作品の随所に感じられる作品でした。
サロンには雲母唐長の唐紙(!)​に菅原一剛氏の​桜の​作品​をプリントした屏風もあって、なんとも贅沢な空間。

安珠写真展「Invisible Kyoto-目に見えぬ平安京-」

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最後に向かったのが、「​LOVE Photobook Library from SIGMA Collection」。
シグマが独自に収集してきたプライベートコレクション、約800タイトルもの蔵書が閲覧できるサロン。もちろんSIGMAの季刊広報誌『SEIN』も置いてあります。
会場内では、シグマのシネレンズを使用したショートムービーも上映されていて、とても1〜2時間では足りないほど。

祇園四条と三条のちょうど中間という場所なので、一杯やりに行く前に立ち寄ってもいいかも。
いちど見てみたかった写真集も見ることが出来てホクホクでした。ソール・ライターの写真集も揃っています。
シグマサロンのようなものがどこかに出来たらいいなぁと心から思いました。(黒川以外で)

LOVE Photobook Library from SIGMA Collection

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